作業自動化ツールの選び方について考えてみましょう。
まず考えるべきは「自社にとって何が必要なのか?」ということです。
課題を明確にする
世の中に数多く出回っている自動化ツールを導入しようと思った時どういった基準で選べば良いでしょうか。
自社の業態によって最適な製品・サービスは異なるため、それぞれの製品の機能を見て判断をするわけですが、「自動化ツールにそれほど詳しくない」「どこから手を付けていいかわからない」という人が多いと思います。
また、ITテクノロジーは常に進化し続けていますし、新製品も多く登場していますので常にアンテナを張って最新の動向を追っていくのは大変なことです。
ではどうしたら良いかというと、自社の課題が何であるかを明確にし、その課題解決に最適なものを選ぶことが重要になってきます。
課題が明確であれば必要な機能も明確になってきますし、自動化ツールを扱うソフトウェア会社に相談する際にも検討がスムーズに行えます。
導入検討の際に考慮すべきこと
課題が明確化してツール選定に進む際、下記の2点を考慮すべきと考えています。
- 本当に欲しい機能が必ずあるかどうか見極める。
候補のソフトウェアが複数出てきた場合は、最優先の機能に着目し条件に最も合った製品が何であるか優劣を決める。 - 解決しなければならない課題が本当に自動化ツールの導入なのか、他の解決方法とも見比べて自動化ツールが最適であるか見極める。
後者の例としては、高度な分析業務を行うビッグデータの高速処理や様々な角度からの多層分析などを行うBIプラットフォームを導入や、画像の判別などあいまいな情報判別を伴うAI導入などが候補となってきます。
これらはより複雑な処理ができる一方で、多額の初期投資が発生する場合が出てきます。
まずはその事業における役割を確認したうえで、購入検討を進めることで失敗のリスクを減らしていくことができると考えるものです。
自動化ツール選定に必要な視点
自動化ツールを選ぶ際に必要な視点を複数紹介しますので、選択時に参考にしてください。
- 業務内容に合ったツールを選ぶこと。
- 導入効果を正しく理解すること。
- 「何のために」導入するのかを明確にし、目的達成のための手段として最適であるか見極めること。
- ツールの機能や実現効果に対する費用対効果が見込めるか検討すること。
- 「誰に対して」「どのように使うか(=ユースケース)」も確認すること。
こういった多角的な視点でツール選定することが業務効率化成功のカギとなります。